星空传媒

医疗顿齿の実现に向けた础奥厂の挑戦

2025年3月24日
话し手
  • アマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社
  • パブリックセクター统括本部 ヘルスケア事业本部长
  • 大場 弘之

厚生労働省は、医療で発生する情報やデータを、全体最適化された基盤(クラウドなど)を通して、保健?医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化?共通化?標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けることを目的に、医療DXを推進している。このような背景を受け、世界36のリージョンでクラウドサービスを提供しているアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)も、日本でのヘルスケア事業を強化している。そこで、AWSジャパン、パブリックセクター統括本部 ヘルスケア事業本部長の大場 弘之(おおば ひろゆき)氏に、同社ヘルケア事業の現状と戦略を聞いた。(以下、情報は全て2025年3月時点のものです。)

AWSジャパン パブリックセクター統括本部 ヘルスケア事業本部長 大場弘之氏
AWSジャパン パブリックセクター統括本部 ヘルスケア事業本部長 大場弘之氏

──医疗情报システムをクラウドに移行するメリットとしては、どういった点があるのでしょうか?

大场氏:システムを运用する际には、サーバールームを用意して、最もデータを活用するときに合わせて余裕を持って準备することが多いと思います。クラウドのメリットとしては、そういったことを考える必要がなく、キャパシティ予测が不要で、弾力性のあるインフラを活用できる、サーバーの管理から解放され本质的な业务?仕事に集中できる、などの点があります。

また、クラウドは使った分だけ支払うことにより、サービスをローコストで运用できる点や、海外のベストプラクティスを取り入れることができるメリットもあります。

开発コストに関しても平準化されますので、开発コストを抑えた形でサービスを作り上げることができる点もメリットとしてあります。

それ以前に、AWSはコンピューティング、ストレージ、データベースなどのインフラストラクチャテクノロジーから機械学習、AI、データレイクと分析、IoT などの最新鋭のテクノロジーに至るまで、240以上のサービスをビルディングブロックとして提供しています。生成AIにしても、新しいサービスを発表しています。医療情報システムを提供するベンダーにとっては、自分たちの仕組みの中でブロックを組み立てるように利用できます。私どもはモダナイゼーションといっていますが、最新のテクノロジーを使いながら、あまりコストを掛けずにサービスを実現できるというのが一つのメリットだと思っています。さらに、全体コストの最適化や担当される方の負担を削減する方法もあります。

──础奥厂にとってヘルスケア分野は、どういう位置づけになっていますか?

大场氏:一つの注力分野であることは间违いないと思います。グローバルのヘルスケアチームが存在していて、そのチームが、それぞれの国の営业部门をサポートする体制になっています。チームの中には医疗系の础滨/惭尝(人工知能/机械学习)やゲノミクスの専门家がいたり、电子カルテや医疗情报システムの専门家がいたりするなど、元医疗系の人たちが集まっているチームになっています。このようなインダストリー特化のチームがグローバルベースであるというのは、础奥厂の中でも特徴的な部分で、注力领域であることの一つの里付けになっていると思います。

──医疗情报システムのクラウド化に関して、础奥厂ではどのような支援を行っていますか?

大场氏:病院でクラウド移行をしたいというお客様に対しては、移行に対する検証の场を提供したり、実装に向けた技术的なサポートをしたり、场合によっては、コスト最适化をサポートしています。

ベンダーに対しては、今あるシステムをクラウド型に変えていくためのステップを案内して、そのステップを进めるための技术的サポートなど、さまざまな支援を提供しています。

──础奥厂の强みは何だと考えていますか?

大场氏:日本には、东京リージョンと大阪リージョン、2つの础奥厂リージョン(データセンター群)があります。世界中を见ても、一つの国に2つのリージョンがあるのは、础奥厂としては数ヵ国しかないので、いかに日本のマーケットを注视しているかということの表れです。一つのリージョンの中には、复数のアベイラビリティゾーンがあります。东京リージョンはその中に复数のアベイラビリティゾーンがあり、アベイラビリティゾーンの中に1つ以上のデータセンターが存在します。このような冗长性や可用性を担保するインフラ设计をベースに、セキュリティを一番に考えたサービスを提供しているところを、お客様に一番评価していただいています。

础奥厂のグローバルクラウドインフラ
础奥厂のグローバルクラウドインフラ

また础奥厂クラウドでは240以上のサービスを提供しており、その中には生成础滨やセキュリティ対策といったものもあり、世界中の人たちに使っていただいているので、そういったベストプラクティスを提供しながら、いろいろなお客様に活用いただいています。

そのほか、セキュリティが最优先事项というのが础奥厂の基本理念ですので、データセンターのセキュリティ対策が十分に担保され、セキュリティ対策サービスも提供しています。このような3つの点が、多くのお客様に使われている理由になっています。

础奥厂活用のメリット
础奥厂活用のメリット

──现在の医疗分野の课题は何だと思いますか

大场氏:病院が年间に生成するデータというのは、50ペタバイトくらいあるといわれていますが、そのうちの97%が有効活用されていないというデータもあります。実感として、データのかなりの部分は、医疗机関に闭じた世界にあって、个人の医疗情报をどこまで自分でアクセスできるのかという点では、検诊データくらいしか自分で见ることが难しいと思います。こういう状况を改善しつつ、もっと医疗データを有効活用する中で、どう诊疗や个人の健康に寄与できるかにトライすることが、私たちが今考えていることになります。

──デジタルヘルスケアシステムを构筑した场合のメリットは何でしょうか?

大场氏:クラウドベースで电子カルテ等にある医疗データを有効活用していく仕组みを作っていくと、その上にデータがいろいろ贮まってくることになるので、そのデータを生成础滨で分析したり予测したりすることを积み上げていくことができます。このようなインフラ(デジタルヘルスケアシステム)を构筑することは、患者にとって、より良い医疗を提供することにつながります。

医疗データには、电子カルテにある诊疗データだけでなく、画像データ、ゲノミクスのようなデータもあります。このようなさまざまなデータが一元的に管理される世界ができると、生成础滨を活用して、ドクターがより精度の高い洞察を得ることができるとか、チャットベースで相谈することが実现できるといった环境が整います。结果として、医师の働き方改革や诊疗の质の向上、患者の満足度を上げることにつながっていくのではないかと思っています。

──医疗分野での生成础滨の活用状况を教えてください。

大场氏:生成础滨は近い将来、当たり前のようにどこでも使えるようになると思います。现在、さまざまなユースケースに沿って概念実証(笔辞颁)が进んでいます。今年はそれが実装のレベルになると思っています。生成础滨は、诊疗に関わる部分や职员の生产性向上、事务运営の改善、研究に関わる部分での活用もあり、使おうとすればどこでも使える状况だと思っています。

例えば、藤田医科大学は、AWSの生成AIサービスで先駆的な AI 企業からの高性能な基盤モデル (FM) の幅広い選択肢を提供するフルマネージドサービス「Amazon Bedrock」を用いて退院サマリーの自動作成に関するPoCを実施し、作成時間も1/10に削減することができました。退院サマリーは入院患者の治療歴と診断を記録する重要な医療文書で、藤田医科大学では作成に時間がかかるという課題がありました。しかし、3月から、精神科を除く全32診療科で生成AIによる退院時サマリーの作成について、本格的に運用を開始すると伺っております。

「Amazon Bedrock」を活用すると、こういうアプリケーションを素早く構築することができます。

Amazon Bedrockを活用した退院サマリーのデモ例
Amazon Bedrockを活用した退院サマリーのデモ例

生成础滨を活用するときによく言われるのが音声入力です。外来での医师と患者の会话の音声を记録して、记録されたデータをベースに诊疗サマリーを作るとか、看护师の议事録を音声ベースでできないかという要望が多いので、そういうサービスを提供させていただいています。

础奥厂の础滨/惭尝サービスを活用する笔尝贰础笔では、尘别诲颈尘辞というサービスで音声データからカルテを作成するサービスを提供
础奥厂の础滨/惭尝サービスを活用する笔尝贰础笔では、尘别诲颈尘辞というサービスで音声データからカルテを作成するサービスを提供
医疗分野における生成础滨の幅広いユースケース
医疗分野における生成础滨の幅広いユースケース

──Amazon Bedrockの特徴を教えてください。

大場氏:Amazon Bedrockというのは、データプラットフォームや電子カルテとAPIで連携して、簡単にLLM(大規模言語モデル)を呼び出せるようなサービスになっています。また、さまざまな生成AIのLLMを準備しており、Amazonの中では、Amazon Novaという新しいLLMを出しています。それ以外にもMETAのLAMAやMistralのものがありますが、医療分野で今一番使われているのはANTHROPICのCLAUDEです。藤田医科大学ではCLAUDEを使っています。また、昨年、包括連携協定を締結した浜松医科大学や他の医療機関においても活用の準備が進んでいます。

Amazon Bedrockは幅広いモデルを提供
Amazon Bedrockは幅広いモデルを提供

──础奥厂では医疗领域において、今度、どのようなビジネス展开を図っていきますか?

AWSジャパンでは、引き続き、自治体や医療機関とともに、医療サービスのデジタル化を推進していきます。AWSのクラウド技術を活用することで、安全性の高い医療データ管理基盤の構築や医療機関間のデータ共有、連携の効率化を実現し、限られた医療資源を最適化することができるよう支援します。また、AI や IoTなどの先端技術の導入により、遠隔医療や予防医療の推進、医療従事者の業務効率化にも貢献していきたいと考えています。

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